おいしい行事のお話し【お正月】

お正月はいかがお過ごしでしょうか。季節のおはなしは「お正月」です。
 
○お正月はいつから?
「お正月」というと、新年1月1日を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?実は、年末の大掃除が「お正月事始め」の最初の行事。煤払いの日である12月13日に行います。この日から、お正月の準備を始めていきましょう。
 
○お正月のお飾りは?
大掃除が終わったら、歳神さまに来ていただく目印として、お家の玄関に「しめ縄」を飾ったり、依代となる「鏡餅」をお供えします。
 
○お祝いの行事
雑煮や餅、おせち料理を食べることも、お祝いの行事のひとつ。
中でも「餅」は日本人にはなくてはならないお祝いの食べ物です。
 
○お餅は特別なもの
餅は、神さまの力が宿るとされており、お正月だけでなく、節句行事の和菓子にもよく使われます。「鏡餅」はお供えのあとに「鏡開き」といって、包丁をつかわずに割り、ぜんざいや焼き餅にして食べます。そうやって、歳神さまの力を私たちに分けていただきます。お正月の行事には、新年を迎えたお祝いと、家族の健康を願う想いが随所に込められているのです。
 
🔍知ってる?
お年玉ももとはお餅。
「お年玉」ももともとは、お団子状にした餅を子どもに渡していたことから、呼び名が残っています。
 

 

これひとつで雑煮を堪能!?雅な正月限定の菓子

はなびら餅の起源は、平安時代・宮中で行われていた、新年の儀式に由来します。
餅の上に鮎や野菜をのせた供物が、餅で具を包む「包み雑煮」に変化。
さらに鮎はゴボウに、雑煮は味噌餡に簡略化され、お菓子となりました。
長らく宮中だけに納められていましたが、明治以降、一般的になりました。
平安時代での儀式と同様、長寿の願いを込めて、年始に食べたい一品です。

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